楽しいお酒は、明日への活力です。どうせ飲むなら気持ちよく飲みたいですね。どうすれば二日酔いにならずに飲めるでしょうか?
二日酔いの予防には、お酒を飲むとき、飲んだ後、それぞれに二日酔いしにくくする食べ物や飲み物があります。一体どのような食べ物なんでしょうか?
飲酒前に効果のある食べ物
アルコールが急激に体内に吸収されると二日酔いの原因となります。お酒を飲む前には胃の中を空っぽにしておかないことが大事です。では、どんな食べ物がいいでしょうか?
バター オイル ヨーグルト
脂肪は胃の中ではほとんど吸収・消化されず、血中アルコール濃度があがりにくくなります。
イタリアでは、飲酒前にスプーン1杯のオリーブオイルを飲む習慣があります。そのほか、ナッツ類、ドレッシングをたっぷりかけたサラダがおすすめです。
牛乳やチーズ
乳製品に含まれるタンパク質は肝機能を活性化させる効果があります。
ウコンを含むサプリメントやタウリンを含むドリンク剤
ウコンにはクルクミンという成分が含まれています。飲酒前に飲むと、胆汁の分泌を盛んにし、アルコールの分解速度を速めるといわれています。タウリンもまた、酵素を活発化して、アルコールの分解速度を速めてくれます。
飲酒中に効果のある食べ物・飲み物
二日酔いを予防するのに最も基本的なものは、ずばり水です。アルコールには利尿作用があるため、飲酒により水分が失われてしまいがちです。
これを防ぐためには、チェイサー(追っかけ水)を用いたり、飲み方を水割りにして水分を多く摂ることです。また、積極的に食べ物をとりましょう。
どんな食べ物がいいでしょうか?
枝豆、冷奴、焼き鳥
おつまみの定番です。タンパク質が豊富な食べ物として、そのほか刺身、卵料理がおすすめです。
サラダやフルーツ
ミネラルやビタミンを補うために、野菜や植物性食品をなるべく多く摂るように心がけましょう。ブロッコリー、キャベツ、大根などアブラナ科の野菜は、肝臓の解毒機能を促進します。
タコやイカ、ホタテ、シジミなどの魚介類
タンパク質のほか、タウリンが豊富に含まれています。
トマトジュース
トマトに含まれる糖類やアミノ酸、その他の成分が複合的に働き、アルコールの分解を促進します。
お酒を飲んだ後に効果のある食べ物・飲み物
お酒を飲んだあと、肝臓はフル回転。その肝臓の頑張りをしっかり応援しましょう。
水分
何よりも水分です。アルコールの利尿作用によって、軽度の脱水症状を起こしているときは、真水よりもスポーツドリンクなど、体液に近い浸透圧の飲み物が良いでしょう。
スポーツドリンク(カロリーオフでないもの)はまた、ミネラルなどの栄養素だけでなくアルコール分解に必要な糖分も摂ることができます。その際、冷たいものよりも常温の方が吸収が早くなります。
シジミの味噌汁
昔からシジミは二日酔いの特効薬のようにいわれています。シジミに含まれるアミノ酸は肝細胞の主成分であるタンパク質を合成し、修復してくれます。
さらに味噌に含まれるコリンという成分が、体内でレシチンという物質の材料となり、このレシチンが、脂肪肝になる事を防いでくれる働きがあります。
ハチミツ
アメリカの全米頭痛財団が発表した内容によれば、二日酔いの頭痛を緩和するのにすぐれた食材ということです。
ハチミツに含まれる果糖の働きにより、アセトアルデヒドが分解されるためです。スプーン一杯のハチミツを舐めるだけで効果大だとか。
グレープフルーツなど柑橘系の果汁100%ジュース
ビタミンC、果糖、クエン酸がアルコールの分解をお手伝いしてくれます。脱水症状、低血糖を解消するためにもおすすめです。
そうはいっても、二日酔いを防ぐ最善の対策は飲みすぎないこと。ほろ酔い気分で飲むお酒が一番いいようですね。