
スマホやPC、ゲームなどに一日の生活の大半を費やしていませんか?
SNSで特定の人と親密になったり、匿名で書き込みをしたりとネットには確かに魅力がありますが、それに振り回されていることはありませんか?
デジタル機器がないといられないという人は、知らず知らずのうちにネット依存症になっているかもしれません。
今アメリカで話題になっているのがデジタルデトックスです。デジタルデトックスというのは一定の期間、スマホやパソコンなどに触れずにすごそうという考えです。
デジタルデトックスについて考えて見ませんか?
もしかしてネット依存?
次の症状が当てはまる人はネット依存になっている可能性があります。
- 食事中もスマホを放さない
- 着信音が常に気になる
- 人と会話中も目を合わせずにスマホのチェックをしている
- ツイッターやライン、フェイスブックなどが気になってしょうがない
- ネットをしていないと不安でネットや携帯をやめることができない
- ネット依存の弊害
- 不眠
寝る前にスマホを見ていると睡眠の妨げになることがあります。これはブルーライトとよばれる光が脳を覚醒してしまうからです。
人は朝メラトニンが減少することで目を覚まし、夜はメラトニンの分泌が増えることで眠くなります。
ブルーライトを浴びると、脳は「朝だ」と思いメラトニンを減少させてしまいます。そのため、体内リズムが狂ってしまい夜眠れなくなってしまうのです。
健康状態に悪影響
ネットに依存していると一日の大半をパソコンやスマホとともに過ごすために、肩こりや運動不足になりがちです。
さらには肥満、腰痛、視力低下をひきおこすことがあります。
生活の乱れ
食事も適当にすませるので栄養が偏ります。また、夜遅くまで起きているので朝起きられなくて、学校や職場に遅刻したりするようになってしまいます。
心理的な悪影響
対人関係が苦手になり、引きこもったりすることがあります。カッとなったりキレやすくなってしまいます。
経済的な問題
オンラインゲームで毎月の定額利用料金を払う方法と、基本料金は無料でアイテムを購入するときだけお金を払う方法、あるいは両方が必要なゲームもあります。
レアなアイテムがほしくてどんどん購入することで課金が増えてしまいます。
出典:YouTube
デジタルデトックス生活をしてみよう
デジタルデトックスは一定期間、デジタル機器から離れる時間を作ることです。
長い時間は無理でも少々の間、デジタルから離れる「プチデジタルデトックス」がおすすめです。
週末の一日だけスマホを持たずにすごしてみてはいかがでしょうか?
デジタルなしで過ごすことで、今まで気が付かなかったことや意外な発見ができるかもしれません。
たとえばデジタルではなく、生身の人間と会話をする機会を増やすチャンスを作るようにします。
具体的には、スポーツやボランティア活動をして、他人とのコミュニケーションを図ります。
スマホなしで旅行に行き、自然の中を歩いたり緑に囲まれて過ごすことで新鮮な気分になれます。
またコンサートや音楽会に行ったり、美術展や博物館や歴史館などを見て回ることも心を豊かにしてくれます。
お家でネットをオフにして読書をするのも良いですね。
また友人や家族に事前にスマホに出ない日を告げておくこともいいかもしれません。
電源は入っていても、緊急以外の用事ではメールもラインもしないといっておくとスマホを気にせずにすみます。
こうしたデジタルデトックス生活を続けたことで、不眠症が改善され寝起きが良くなったという人がいます。
空いた時間で、散歩をしたり、ウォーキングをすることでダイエットができたという話も聞きました。

デジタルデトックスができるツアー
リトリート櫛稲(クシュナダ) 熱海
住所:静岡県熱海市西山町35-10
Tel:0557-85-1818
プランの一例
1日目
携帯電話・スマートフォン等のデバイスを預けます。オリエンテーションのあとマインドフルネスを行います。
マインドフルネスとは記憶力や集中力を高めるプログラムです。そのあと芸術体験、夕食、天然温泉、呼吸法、就寝と続きます。
2日目
神社を訪ねるところから始まり、朝食のあとはワークショップやグループワークにてコミュニケーションが上手になる言葉の使い方などオリジナルプログラムで学習します。さらにスマホなしで熱海を散策します。
参加者の中からはスマホを止めることの重要性に気が付いた、想像力が高まったなどの声があがっています。
軽井沢星のや「脱デジタル滞在」(予約センター050-3786-0066)
自然の中で過ごし、温泉や指圧師の施術を受けることで、疲労やストレスから解放されます。
日本では企業や団体が主催するデジタルデトックスプランというのはまだほとんどありません。宿泊施設で行っていることが多いです。
もし参加できそうなプランがあったらぜひ参加してみて下さい。