
キャンプは夏のものと思われがちですが、冬のキャンプには夏のキャンプにはない良さがあります。
もちろん、寒いので寒さ対策もしっかりしないといけません。
冬キャンプならではのメリットやデメリットなど、夏とはまた違った冬キャンプについて解説します。
冬キャンプの魅力
静かに過ごせる
夏休みは、キャンプ場はどこも人でいっぱいです。
夜になると、花火をしたり、騒いだりと、マナーを守らない人の騒音が気になることもあります。
冬のキャンプ場なら、人も少ないので静かに過ごすことができます。
虫がいない
夏のキャンプ場に虫はつきものです。蚊や毒虫に刺されることもあります。
夜、ランタンなどの灯りに誘われて虫が寄ってくることも。冬なら虫がきらいな人も安心してキャンプをすることができます。
星がきれい

冬は空気が澄んでいるので星がキラキラとよく見えます。
オリオン大星雲やすばるなど冬の星座を探す楽しみもあります。日没が早いので、夕方早くから暗くなって、きれいな星空を満喫できます。
雪遊びができる
スキー場の近くでキャンプをすれば、スキーやスノボ、あるいは雪だるまをつくったり、雪合戦をしたりと雪遊びが楽しめます。
身体が冷えてしまったら、たき火や鍋料理で体を温めましょう。
鍋料理やたき火が楽しい
冬キャンプの醍醐味はなんといっても鍋料理。
あつあつの鍋料理を作って食べれば心も体もほっかほっか。たき火で焼き芋をするのも楽しいですね。

冬キャンプのデメリット
とにかく寒い
冬キャンプをするデメリットはとにかく寒いことです。寒さ対策を十分にしてキャンプすることをおすすめします。
ヒートテック、フリースなどを着て、さらにその上にダウンジャケットを着ます。
足元は厚手の靴下にフットウォーマーやブーツ、首から上はネックウォーマーや毛糸の帽子を着用します。
水の凍結
キャンプ場の水を汲んで料理に使おうと思ったら、水道管が凍結していて水がくめない、ということもあります。
水は夜になる前に、ウォータータンクに組んでおきましょう。
ウォータータンクに組んでおけば、夜寒い時にわざわざ離れたところに水場まで行く必要はありません。
空気の乾燥
寒さ対策にストーブを戸外で使ったり、たき火をしたりするときは、テントから十分離して、周りに可燃物がないところで使いましょう。
空気が乾燥しているのであっという間に燃え広がってしまう可能性があります。
テントの中を温めるなら、電源付きサイトを利用し、こたつやホットカーペットを使えば安全です。
冬のキャンプにはこれだけは準備しよう
冬用のシュラフ
シュラフの温度表示を確認して、冬用のシュラフを使ってください。マミー型(ミイラ型)の方が体に密着するのでおすすめです。
銀マット
寝袋に入っても、地面から冷気が伝わってきます。テントの中に銀マットを敷けば冷気を遮断してくれます。二枚ぐらい敷くと暖かさが違います。
使い捨てカイロ
起きているときも、寝てるときも、役に立つのが使い捨てカイロです。低音やけどを防ぐために必ず、肌着の上にカイロを貼ってください。シュラフの中に入れて寝るとかなり暖かいです。
湯たんぽ
起きているときは膝の上に抱えていると、寒さがしのげます。寝るときはシュラフの中に入れると、朝まで暖かく寝ることができます。
毛布、ひざ掛け
起きているときは、足が冷えるので毛布やひざ掛けで足元を暖かくしておくのがおすすめです。
銀マットの上にさらに毛布をひくとさらに保温性がよくなります。
小型ガスストーブ
カセットコンロ型のガスストーブなら、手軽に使えます。消火や点火も簡単です。
いかがでしたか?
冬のキャンプは寒さを凌げれば恐らくキャンプ場は貸し切り状態です。夏には楽しめない冬の魅力も多く存在します。
普段の生活でぬくもりのある生活のありがたみも実感できるでしょう。今年の冬は、家族で。友達で。冬のキャンプに挑戦してみてください。