
普段髪の毛で覆われているため、なかなかすぐに気が付けない「頭ニキビ」。
ニキビがだいぶ大きくなってからシャンプー時に気が付いたということもよくありますよね。顔のニキビと異なり、薬を塗ろうにも塗り辛く、一度できてしまうと意外と厄介な「頭ニキビ」。そもそも、この「頭ニキビ」の原因は何なのでしょうか。
顔のニキビとは違いがあるのでしょうか。
頭ニキビの原因
頭皮には顔以上に毛穴が多く存在しています。
「頭ニキビ」は、頭皮に残った角質により毛穴がふさがれることによって皮脂が溜まり、皮脂が溜まって塞がれてしまった毛穴の中でニキビの原因となるアクネ菌が増殖することで発生すると言われています。
それでは、皮脂が溜まるのを防ぐことができれば「頭ニキビ」の発生を防ぐことができるのですが、これにはさまざまな原因があります。
その原因を順番に見ていきたいと思います。
1.ストレス
「頭ニキビ」はストレスにも大きく関係します。
人間はストレスを感じるとホルモンバランスが乱れ、皮脂を過剰に分泌させようとします。そうすると毛穴が過剰に分泌された皮脂で塞がれてしまい、結果ニキビができやすい環境を作り出してしまうのです。
2.シャンプー・トリートメントの洗い残し
意外と多いのが、シャンプー・トリートメントの洗い残しです。
洗浄成分の強いシャンプーやトリートメントを使うと、洗浄効果は高いものの、きちんと洗い流さないと頭皮の残りやすくなります。
また、シャンプーのしすぎは頭皮を乾燥させ、皮脂の過剰分泌を促してしまうので注意してくださいね。
3.紫外線
顔や手足の紫外線対策はしていても、頭皮は日焼け止めを塗るわけにもいかず、ついつい忘れがちという人は多いのではないでしょうか。
紫外線を浴びることによって頭皮が炎症を起こし、結果皮脂の過剰分泌が起こり、それがニキビを作ってしまいます。
また、日焼けすると皮膚が乾燥しますので、その乾燥を補おうと皮脂が過剰に分泌されることもニキビの原因になります。
4.生活習慣
頭ニキビは生活習慣にも大きく関係しています。
ストレスと一部重なるところもありますが、代謝が活発化する夜にハードな残業やお酒を飲む習慣が多くある人は、皮脂の過剰分泌が起こりやすい環境になり、頭ニキビができやすくなります。
「頭ニキビ」と「顔ニキビ」の違いとは
「顔ニキビ」は目立つため、日頃から対策をしている人も多いかと思いますが、なかなか「頭ニキビ」についてそれほど深刻に考えている人は少ないのではないでしょうか。
しかし、頭皮も顔と同じ、1枚の皮膚でつながっています。
また、頭皮は顔よりも毛穴の数が多く、実はニキビができやすい環境になるのです。
ストレスや生活習慣など、ニキビの原因はさまざまですが、比較的顔がテカリ肌で顔ニキビができやすいというタイプの方は、頭ニキビもできやすい可能性がありますので、注意してくださいね。
まとめ
「頭ニキビ」の原因、いかがでしたか。
知らないうちにできているものの、一度できるとなかなか治らず、また、再発もしやすい「頭ニキビ」。顔と違い、薬も塗りにくく、ズキズキと痛むため、ストレスにもなりますよね。
「頭ニキビ」はその原因によって治療法や対策も異なります。
「頭ニキビ」ができやすいという人は、その原因を知り、自身にあった治療法や対策を実践してニキビ知らずの頭皮を目指しましょう。